「宮田のたい焼き」がもう食べられないということ。
私は商店街に暮らしています。
おばあちゃんから昔話として聞く「高岡のマチナカの良かった時代、人があふれていた時代」の全盛期を過ぎ、商店街が少しずつ寂しくなっていく時代に突入した頃、私は生まれました。
それから30年以上時間が経過し、
当時、Jリーグカード目当てにチップスを買いあさった八百屋さん、コロッケが超絶うまかった神戸屋さん、パン屋、ピザ屋、銭湯、、いろんなお店がなくなりました。
一般的に個人商店が無くなる理由として、経営上の理由があげられますが、店主の病気や突然のご不幸により商売の継続が難しいということも多いようです。
商店街とは、まさに「人」なんだと感じます。
近所にあるお店、元気で「いらっしゃい!」と声をかけてくるおっちゃん。
当たり前の「日常」のようで、そうじゃない。
商売は「人」であるゆえ、永続性が非常に難しいテーマだと感じます。
当たり前の反対は、在り難い、、ありがたい。
高岡の名店「宮田のたいやき」が今年6月末をもって閉店。
もう叶いませんが、出来ることなら、もう一度、パリパリのたい焼きを食べたい。
もちろん、尻尾から。
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